「Lora」の導入方法について

AI画像生成

前回「checkpoint」を実写風モデルに変更すると

この記事では、「Stable Diffusion」に欠かせないデータ、「Lora」の導入方法についてご紹介します。
「Lora」とは、元のモデル、いわゆる「checkpoint」に追加で学習させるためのデータです。
「checkpoint」を「画家」に例えるなら、「Lora」は「資料集」「参考書」と例えられるでしょうか。

「checkpoint」は膨大なデータを学習した「画家」であり、大量の知識や技術を持っているため、データのサイズは数ギガバイト~10ギガバイト以上という非常に大きなものとなります。
一方「Lora」は、特定の部分(服装、目など)について追加で学習させるための「資料集」なので、データのサイズもあまり大きくありません。

説明はこの程度にして、さっそく導入してみましょう。

今回は、「Transfur / Mid transformation」という「Lora」を追加してみます。
まずは、「Civitai」の公式サイトにアクセスします。

検索バーに「transfur」と入力してEnterキーを押します。

「Transfur / Mid transformation」を左クリックします。

ダウンロードボタンを左クリックするとダウンロードが始まります。
ここで、右下の「Trigger Words」という部分に注目してください。これ、後で非常に重要となります。

ダウンロードが完了しました。

「models」の中に「Lora」というフォルダがありますので、その中にダウンロードしたファイルを入れます。

「Stable Diffusion」の「Lora」というタブを左クリックします。

何も表示されていない場合は、右にある丸い矢印型の更新ボタンを左クリックします。

ダウンロードした「Lora」が表示されました。導入はこれで完了です。

とりあえず、比較元となる女の子を召喚します。

プロンプト

(best quality:1.3), (highly detailed:1.3), (masterpiece:1.3), white background, 1girl, solo, wariza, cute, (anthro fox:1.3), (furry:1.3), (fluffy:1.1), bandeau bikini, (large tail:1.1), long hair, sideburns, parted bangs, (big breast:0.8), barefoot, paws

ネガティブプロンプト

(worst quality:1.3), (low quality:1.3), ugly, duplicate, mutilated, poorly drawn hands, extra fingers, poorly drawn paws, poorly drawn face, poorly drawn eyes, poorly drawn tail, blurry, bad anatomy, bad proportions, extra limbs, long neck, text

こちらが、「Lora」を使用せずに生成したイラストです。
次に、「Lora」を実際に使用してみます。

「Lora」タブを左クリックします。

使用する「Lora」を左クリックします。

すると、プロンプトの末尾に「<lora:Mid_transformation:1>」と入力されます。

「Lora」を左クリックするだけでは「 , 」(カンマ)が入力されませんので、前の単語との間にカンマを入力してください。

では、これで生成してみましょう。

あまり変化がありません。
これは、プロンプトに「Trigger Words」を入力していなかったことによるものです。

「Civitai」で「Lora」をダウンロードしたサイトで、このような記述があるのを既にご紹介しました。
次に、これらの単語を全て使用してプロンプトを記述してみます。

プロンプト

(best quality:1.3), (highly detailed:1.3), (masterpiece:1.3), white background, 1girl, solo, wariza, cute, transformation, mid transformation, transfur, (anthro fox:1.3), (furry:1.3), (fluffy:1.1), bandeau bikini, (large tail:1.1), long hair, sideburns, parted bangs, (big breast:0.8), barefoot, paws,

ネガティブプロンプト

(worst quality:1.3), (low quality:1.3), ugly, duplicate, mutilated, poorly drawn hands, extra fingers, poorly drawn paws, poorly drawn face, poorly drawn eyes, poorly drawn tail, blurry, bad anatomy, bad proportions, extra limbs, long neck, text

追加した単語は以下の通りです。

  • transformation
    変身。
  • mid transformation
    変身の途中。「mid~」で「~の途中」「~の真っ最中」という意味になります。
  • transfur
    「transformation」(変身)と「furry」(ケモノ)を組み合わせた造語。すなわち「獣化」。

いかがでしょうか。「Lora」の影響がはっきりお分かりいただけたと思います。

人間から新しい姿に生まれ変わる瞬間が見事に表現されています。
せっかくなので、少しプロンプトをいじって、もう少し生成してみましょう。

プロンプト

(best quality:1.3), (highly detailed:1.3), (masterpiece:1.3), white background, 1girl, solo, wariza, cute, crying, tears, transformation, mid transformation, transfur, anthro fox, furry, bandeau bikini, (large tail:1.1), tail wagging, long hair, sideburns, parted bangs, (big breast:0.8), paws,

追加した単語は以下の通りです。

  • crying
    「泣いている」表情を出すプロンプトです。
  • tears
    「涙」。「crying」と組み合わせています。
  • tail wagging
    しっぽをフリフリするプロンプトです。破壊力はかなり高めです。

かわいい女の子がケモノと変化しつつ、泣きながらしっぽをフリフリするというシチュエーションが完成しました。

最後に、もう少しプロンプトを修正して、追加でイラストを生成してみます。

プロンプト

(best quality:1.3), (highly detailed:1.3), (masterpiece:1.3), white background, 1girl, solo, wariza, cute, loli, scared, transformation, mid transformation, transfur, anthro tiger, furry, bandeau bikini, (long tail:1.4), (tail wagging:0.5), tiger ears, long hair, sideburns, parted bangs, (big breast:1.1), <lora:Mid_transformation:1.5>

ネガティブプロンプト

(worst quality:1.3), (low quality:1.3), ugly, duplicate, mutilated, poorly drawn hands, (extra fingers:1.2), (too many fingers:1.2), poorly drawn paws, poorly drawn face, poorly drawn eyes, poorly drawn tail, blurry, bad anatomy, bad proportions, extra limbs, long neck, text

新しく使用した単語は以下の通りです。

  • scared
    「おびえている」「怖がっている」という意味です。獣化というシチュエーションにぴったりですね。
  • anthro tiger
    虎の擬人化という意味です。
  • tiger ears
    虎の耳という意味です。ちなみに、虎の耳は縞模様ではありません。

ちなみに、このプロンプトでは、「Lora」の「 : 」(コロン)の後の数字を修正し、「 <lora:Mid_transformation:1.5> 」としています。
「Lora」は、普通の単語と同様、最後の数字を調整することで、強弱をつけることができます。
「1」を「1.5」に変えています。

というわけで、「Lora」の導入についてご紹介しました。
「Lora」は、種類が非常に多いうえに、複数同時に使用することもできますし、モデルとの組み合わせも自由自在です。
「Stable Diffusion」を楽しむにあたっては欠かせないものと言えるでしょう。

以上をもちまして今回の記事を終了とします。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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